日本薬学会年会シンポジウム「若手が切り開くMolecular Toxicology」

日本薬学会第131年会(静岡)

若手が切り開くMolecular Toxicology6~Field Toxicologyへの展開~

日  時 平成23年3月31日(木) 午後9時30分~12時20分
場  所 E会場 グランシップ 1001-2
オーガナイザー 吉田 成一(大分看科大)、鳥羽 陽(金沢大薬)

内容の概略

 “若手が切り開くMolecular Toxicology”シリーズは、化学物質の毒性評価およびそのメカニズム解明を分子レベルの視点から研究を進めている若手の先生方にご講演いただき、今後益々進化するであろうMolecular Toxicologyの方向性について議論を深めることを目的に実施し、今回で6回目を迎える。  Molecular Toxicology手法は、毒性評価を分子レベルで詳細に解析することができることから、これまで生体影響が明らかにされてきた化学物質の毒性発生メカニズムを解明する上で重要なツールである。一方、Field Toxicology(ヒトや野生生物に対する環境因子の生体影響)については、Molecular Toxicology手法により評価し影響を測ることが可能であるが、十分に応用されているとは言い難い。そこで、ヒトや動物に影響を与える様々な環境汚染物質を含む化学物質がどの様な生体・生態影響を与えているのかについて研究を行っている先生方に最新の研究成果をご紹介いただき、フィールドでの影響(Field Toxicology)とMolecular Toxicologyの間をつなぐシンポジウムにしたい。

1. 大気浮遊粒子状物質の雄性生殖機能への影響
吉田 成一(大分看科大)
2. バイオアッセイの環境分野での適用戦略:化学分析代替と毒性影響分析
滝上 英孝(国環研)
3. ペルフルオロアルキル化合物の生物モニタリングから毒性研究へ
原田 浩二、小泉 昭夫(京大院医)
4. ディーゼル排気微粒子による免疫システムかく乱とその分子基盤
宮宗 秀伸、戸高 恵美子、松野 義晴、中岡 宏子、花里 真道、森 千里(千葉大院医、千葉大環境健康フィールド科学セ,千葉大予防医学セ)
5. 汚染環境が引き起こす野生動物の生体応答と病態
石塚 真由美(北大院獣)

日本薬学会 環境・衛生部会 若手研究者交流促進委員会

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