新型コロナウイルス関連情報

① 新型コロナウイルス デルタ株・デルタプラス株のPCRスクリーニング法を開発

名城大学薬学部の神野 透人教授らの研究グループは、かねて高分解能融解曲線 (HRM) 解析による新型コロナウイルス変異株識別法の開発を進めてきました。
今回、わが国で市中感染が問題となっているVOC (Variant of Concern) およびVOI (Variant of Interest) の中で、デルタ株 (B.1.617.2 株) *のみをT478Kの変異で選択的に識別する方法を開発し、愛知県衛生研究所と共同でスクリーニングを実施することになりました。さらに、市中感染の拡大が懸念されているK417Nの変異が加わったデルタプラス株についても、同じくHRM解析法による識別を実施しています。

*注 従来のL452Rを識別する方法では、カッパ株やイプシロン株などとデルタ株を区別することができないために、同法ではデルタ株の正確な感染状況の把握は困難とされており、国や地方自治体の発表では「デルタ株等」と表記されている。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1341321X21001689

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